>孔膜フィルターおよびクローズドメッシュフィルターの「ポアサイズ」


JOMESA メッシュメンブレンフィルター


ポアサイズ0.2μmから8μmの多孔膜(セルロース)フィルターを例に挙げます。

フィルター表面のSEM画像から分かるように、明確なサイズの隙間を持つ構造ではありません。

「密度」もしくは「多孔性」の測定は間接的です:
多孔膜フィルターの測定(および指定)で広く用いられる方法は次の通りです。




ポアサイズ (µm)

流量
ml/min/cm²/bar

バブルポイント (bar)

0.2

25

4.2

0.8

200

1.2

5

570

0.5

8

750

0.3





バブルポイントテストでは、フィルターの細孔内で液体が毛細管現象と表面張力により閉じ込められる作用を利用しています。


液体が細孔を押し通るのに必要な最小圧力は、最大の孔サイズに依存します。 この圧力をバブルポイント(圧力)と呼びます。







クローズドメッシュの生地は、フィラメントの直径とバインディングキー(バインディングキーはDIN ISO 9354に準拠)によって定義されるいくつかの方法で製造されます。







バインディングキー:30-01 07-01-03

バインディングキー:20-04 04-01-01

バインディングキー:20-03 03-01-01


クローズドメッシュフィルターの多孔性を測定するための、一般に認められた方法はありません。
JOMESA
では、様々なクローズドメッシュフィルターについてバブルポイントテストを実施した結果、これらの生地のバブルポイントがすべて0.2 bar前後であることが分かりました。 ただし、不確かさが大きすぎるため、ろ過に関してはこの方法を除外しています。
したがって、弊社が取り扱う生地については、バブルポイントの値を定義していません。